フランスの美術館と言えば、
パリのルーブル美術館が圧倒的に有名ですが、
その次に訪れたいのが、「オルセー美術館」です。
セーヌ左岸に佇む豪奢な建物ですが、
1900年に建てられたオルセー駅が、美術館の前進です。
パリ万博を期に建てられただけあって、美しい建造物です。
このオルセー駅のプラットフォームが、鉄道の電化により
長くなった列車に対応しきれず、39年で使われなくなりました。
その後1973年になって、当時の大統領ポンピドゥーによって
、美術館として利用する計画が立てられました。
そしてようやく1986年、旧オルセー駅は、
「オルセー美術館」として蘇ったのです。
収蔵された作品は、2月革命が起きた1848年から、
第一次世界大戦が起きた1914年までに制作された、
約2300点の絵画が中心となっています。
ロダンの「地獄の門」や、カミーユ・クロデール、マイヨールなどの彫刻、
アールヌーボーの工芸品などが展示されています。
私のお気に入りは、ミレーの「落ち穂拾い」、「晩鐘」、
マネの「笛を吹く少年」、「オランピア」、クールベの「アトリエ」、
アングルの「泉」、モローの「オルフェウス」など・・・・・・。
あれっ、と思われた方もいらっしゃるでしょう。
そう、これらの作品は、もともとルーブルや近代美術館、
印象派美術館などに収められていた物なのです。
新古典派から印象派の絵画や、アールヌーボーのガラス工芸などで
目の保養をしたら、2階のレストランで食事などいかがでしょう。
宮殿のような天井画やシャンデリアの、素敵な雰囲気です。
そして、「オルセー美術館」をいったん外に出て左側に行くと、
ミュージアムショップがあります。
おみやげはここで。
ブックショップは美術館の2階ですよ。
0 件のコメント:
コメントを投稿