2011年11月6日日曜日

ベネッセアートサイト直島(香川)

「島自体が美術館」………と聞いて、ピンとくるでしょうか?
島が美術館なんて、あまり想像もつきませんよね。
ただ・・・・・・日本にはそんな美術館が存在するのです。


瀬戸内海の離島・直島を美術館にしてしまったのは
、ベネッセコーポレーションの福武会長です。
モネの「睡蓮」を手に入れたのきっかけに、「直島福武美術館財団」が、
香川県直島の塩田跡の、なんと地下に、美術館をつくってしまったのです。

建物の設計はあの安藤忠雄。
自然光が降り注ぎ、時々刻々、また季節によっても、作品の表情が変わります。
まさに自然と一体となった美術館です。


「自然と人間を考える場」として
2004年に設立された地中海美術館に置かれているのは、
クロード・モネ、ジェームズ・タレル、ヲルター・デ・マリア3人の作品です。
モネの睡蓮シリーズの5作品を、自然光だけで鑑賞でるよう、設計されています。

タレル1943年生まれのアメリカのアーティストですが、
知覚心理学と数学の学士号を持つ変わり種。
光そのものをアートとして提示するという作品です。
光りの存在を改めて認識させられる展示物・・・インスタレーションと言うのだそうです。

デ・マリアは1935年生まれのアメリカの彫刻家・音楽家です。
空間全体を作品と見なす彼の指示で、直径2.2mの球体と木彫が配置されています。
これも自然光による変化が楽しめる、素晴らしい作品です。

このように、光とのコラボによる総合芸術とも言うべき作品にはぴったりの立地です。


直島の「地中海美術館」の他、
豊島(てしま)のクリスチャン・ボルタンスキー「心臓音のアーカイブ」、
犬島アートプロジェクト「精錬所」、「家プロジェクト」など、
斬新なアートを満喫できる「ベネッセアートサイト直島」。
四国を訪れた際には、ぜひ立ち寄りたいアートスポットですね。

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