2011年11月10日木曜日

美術館のメッカとしての上野

東京の上野は、美術館のメッカです。

上野駅の公園口を出てすぐ目の前は文化会館ですが、
その右側に立つのが「国立西洋美術館」、
文化会館の左を少し行くと、「上野の森美術館」があります。

文化会館と国立西洋美術館の間をまっすぐ行って、
上野動物園にぶつかったところで右に曲がると、
「東京都美術館」があります。

その手前の噴水の奥に、一際大きい建物が見えますが、
それが「東京国立博物館」です。

その他にも「東京芸術大学美術館」、「法隆寺宝物館」など、
多くの美術館があり、とても1日では廻りきれません。

東京国立博物館は、名前こそ博物館ですが、
素晴らしい美術品のコレクションがあり、
国宝級の絵画や彫刻がずらり並びます。
一休和尚像や、尾形光琳の風神雷神屏風、
歌麿や写楽の浮世絵も、ここで観ることができます。
又、常設の他に、特別展も見逃せないものが多く、
2012年3月から開かれる
「ボストン美術館 日本美術の至宝」展が待たれるところです。

東京都美術館は2012年に大規模改修工事が完了し、
リニューアルオープンします。
それを期に、「アートへの入口」となり、
「想像と共生の場=アート・コミュニティ」を築き、
「生きる糧としてのアート」に出会える場となり、
「心のゆたかさの拠り所」となる、ということです。
新作発表の場として親しまれている美術館です。

国立西洋美術館は、1954年にフランス政府から寄贈返還された
松方コレクション(印象派の絵画、ロダンの彫刻が主)を基礎に発足しました。
本館はル・コルビジェ設計で1954年、新館は前川國男の設計で1979年に
それぞれ建てられました。

数々の展覧会も、「ミロのビーナス特別公開」、「ゴヤ展」、
「モナ・リザ展」、「エルミタージュ美術館展」等々、素晴らしい内容ですが、
常設展の充実振りは見事です。
ロダンの彫刻をはじめ、モネの作品の数々、ロセッティの「愛の杯」、
モローの「牢獄のサロメ」、ミロの「絵画」などが観られるのは感激です。

お休みの1日を、上野の美術館散歩としゃれてみませんか。

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