2011年11月8日火曜日

フェルメールが見られる美術館

フェルメールの作品は、現在33点から36点と言われています。
それらは世界6カ国、18の美術館に収蔵されています。
そのうち、主立ったものを紹介しましょう。

まず最初は、フェルメールの国、オランダから。
オランダ国内には6点しかありません。

アムステルダムの国立美術館には「牛乳を注ぐ女」、
「手紙を読む青衣の女」、「恋文」、「小路」の3作品が収められています。
ハーグのマウリッツホイス美術館も「真珠の耳飾りの少女」、
「ディアナとニンフたち」、「デルフトの眺望」の3点です。

次はお隣のドイツ。
やはり6点です。

ブラウンシュバイクの
ヘルツォーグ・アルトン・ウルリッヒ美術館は「二人の紳士と女」。
ベルリンの国立絵画館には「紳士とワインを飲む女」、
「真珠の首飾りの女」の2点。
ドレスデンの国立絵画館には「窓辺で手紙を読む女」と
「取り持ち女」の2点がありますが、後者はフェルメールらしくなく、
空間処理がうまくされていません。
フランクフルトのシュテーデル美術研究所には「地理学者」。

オーストリアはウィーン美術史美術館の「画家のアトリエ」。
フェルメール夫妻が最後まで手放さなかった名作です。

パリのルーブル美術館には、
ルノアールがルーブルの至宝と称した「レースを編む女」。
小さな作品ですが、その存在感は立派です。

イギリスにも、オランダと同じ6点があります。

ロンドンのテートギャラリーには「ヴァージルの前に立つ女」と
「ヴァージルの前に座る女」の2点がありますが、
後者は最晩年の作品とされています。
ケンウッド・ハウスには「ギターを弾く女」。
バッキンガム宮殿ウィンザー城には「音楽のレッスン」。
エディンバラの国立スコットランド美術館には、
フェルメールの作品中最大サイズの「マルタとマリアの家のキリスト」。
ダブリンのアイルランド国立美術館は「手紙を書く婦人と召使い」。

あとはアメリカのナショナルギャラリーや
メトロポリタン他5か所にある13作品です。
この中には、盗難の憂き目にあい、
現在FBIが調査中の「合奏」も含まれています。

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